東京で、検察官や元暴力団員が次々に殺される事件が起きます。捜査にあたるのは、警視庁捜査一課の合田雄一郎。事件の根は、昭和51年に南アルプスの北岳で起きたある出来事にありました。「マークス」と名乗る、心に深い傷を負った青年と、刑事たちの追跡劇です。合田雄一郎シリーズの1作目です。
捜査会議の場面のリアルさと、すさまじいまでの熱量に圧倒された、という感想が多く見られます。刑事たちがぶつかり合う組織の中の人間関係、そして犯人の心の中の描き方が生々しい、という声もありました。緻密な描写なのに、意外と読みやすかった、という人もいます。
登場人物が多く、関係がこみいっていて読みにくい、という声があります。文庫の字が小さく改行が少ないので疲れた、謎が多くて全体像がつかみにくい、という人もいました。上下巻の骨太な警察小説として、じっくり読める時期に手に取りたい本です。
ブクログに感想が寄せられています。
受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。