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新人の純文学に贈られる賞
岬

読者の受け止め方

紀州の、山と海にはさまれた土地。24歳の秋幸は、土方として働きながら、入り組んだ血のつながりを持つ一族の中で暮らしています。異父きょうだい、母の再婚相手、そしてまだ会ったことのない実の父。血のしがらみに縛られた青年の苦しみと、家族の愛憎を描いた表題作のほかに、3つの短編が入っています。

血のしがらみに縛られた青年の苦悩が、鮮烈に描かれている、という感想が多く見られます。文章のテンポがよく、登場人物の描き方が細やかでリアルだ、という声もありました。のちの『枯木灘』へと続く、中上健次さんの代表的な作品の出発点としても読まれています。

分かれる点

「暗い。重い。救いがない」という感想もあります。登場人物が多く、家族の関係が複雑すぎて混乱した、文章や漢字が難しい、という声も目立ちました。家系図を書きながら読むのがおすすめです。

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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