全作品インデックス
新人の純文学に贈られる賞
蛇を踏む

読者の受け止め方

女学校で理科を教えるサナダヒワ子は、公園へ向かう途中の藪で、蛇を踏んでしまいます。すると蛇は人の姿になって、ヒワ子の部屋に住みつく。「あなたのお母さんよ」と名乗り、夕ごはんを作って帰りを待っている。そんな奇妙な暮らしが始まります。表題作のほかに「消える」「惜夜記」が入っています。

現実と現実でないものの境目があいまいな世界に惹かれた、という感想が多い本です。昔話やおとぎ話のような雰囲気があり、「うそばなし」という言葉がよく似合う、という人もいました。わかるようで分からない。それでも、ただ淡々と話が進んでいく感じが心地いい、という声もあります。

分かれる点

意味が分からない、設定についていけなかった、という声は少なくありません。蛇そのものが苦手で読むのがつらかった、という人もいました。とくに「惜夜記」は、世界に入りこめなかった人が多いようです。川上弘美さんの『センセイの鞄』などとはまた違う、不思議な味わいの作品です。

前後の回の芥川賞受賞作

芥川賞の歴代受賞作をすべて見る →

こんなところでも紹介されています

ブクログには500件を超える感想があります。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、文学賞ガイドは適格販売により収入を得ています。
↑